モチベーションが上がらない!そんな職場でリーダーができること
「部下のモチベーションが上がらない」ことに悩んでいる職場のリーダーの方も、多くいらっしゃると思います。部下のモチベーションはその部下の仕事の成果だけでなく、職場の雰囲気にも影響します。結果的にはチームとしての仕事の成果にも影響しますので、放置できる問題ではありませんね。
この記事ではモチベーションの低い職場の特徴やモチベーションが仕事に与える影響を紹介。また、部下のモチベーションを上げるためにリーダーができる対処法も説明します。この記事を読めば、職場のリーダーがどのようにして部下のモチベーションを高められるかわかるようになります。ぜひ、最後までご覧ください。
目次
モチベーションが低い職場の特徴
モチベーションの低い社員がいると、職場全体のモチベーションに影響を与えることがあります。そのようなモチベーションの低い職場に共通する特徴をいくつか紹介します。
- 無断欠勤や遅刻する人が増える
- 自分や周りの人の仕事が残っていても、定時に退社する
- 言われた仕事はするが、仕事に対する目的意識がない
- 自分の担当している仕事しかせず、協力しない
- 社員同士で悪口や陰口、愚痴が増える
モチベーションの高さが仕事に与える影響
企業には数多くの経営資源があります。その中でもっとも重要なものが「人」です。社員のモチベーションが高くなると、以下のような効果が期待できます。
仕事のパフォーマンスが向上する
モチベーションの高い社員は仕事に対して、常に前向きで取り組みます。そして与えられた仕事だけでなく、自分で仕事の目的を考えて行動するようになります。結果として、モチベーションの高い人は、仕事の成果も高くなるのです。
仕事の品質が上がる
モチベーションが低い社員は、与えられた仕事をこなすだけになりがちです。それどころか仕事も雑になるので、結果として仕事のミスが増えます。
モチベーションの低い社員に対して、モチベーションの高い社員は与えられた仕事だけをするのではありません。仕事のプロセスの改善をしたり、新しいサービスや商品を開発したりします。モチベーションの高い社員がいる職場は、仕事の品質がよくなり、イノベーションが生まれやすくなります。
職場の雰囲気がよくなる
社員のモチベーションは仕事だけでなく、普段の会話や表情、行動にも表れます。モチベーションの低い社員は愚痴や陰口を言い、他の社員と協力しません。職場の雰囲気の低下に低いモチベーションが原因になっていることもあるのです。
これに対し、モチベーションの高い社員は明るく前向きな言動をします。職場の雰囲気はさまざまな要因できまります。しかし、少なくとも明るく前向きな社員の多い職場の方がよい職場といえるでしょう。
モチベーションを上げるためには
それではモチベーションを上げるには、どうしたらよいのでしょうか。モチベーションは一般的に「動機付け」といわれます。この動機付けには「外発的動機付け」と「内発的動機付け」があります。
アメとムチの関係でよく説明されるのが、外発的動機付けです。このアメにあたるものが、昇進や昇給などです。
しかし、近年、昇進や昇給に興味を持たない社員も増えています。このような社員に対して、アメとして昇進や昇給ではやる気がアップしません。そして、厳しく指導されることに慣れていない社員はストレスに感じ、社員エンゲージメントは低下してしまいます。
もちろん、ビジネスにおいて外発的動機付けが不要かといえばそうではありません。短期間・短時間に一定の成果を上げる必要がある仕事では、目標と成果が結びついているので効果が高いといわれます。しかし、目標を達成してしまうとモチベーションを維持できない特徴があります。
そこで近年、注目されているのが「内発的動機付け」です。
モチベーションを上げる内発的動機付け
内発的動機付けとは、仕事の達成感・知的好奇心など自分の内側から生じる動機付けのことです。たとえば、仕事をしている時に「仕事自体にやりがいを感じる」「仕事自体が純粋に楽しい」という状況です。
内発的動機付けは自分の中からの欲求なので、モチベーションが長期的に維持できます。一方、社員が何に対してやりがいを感じるかは、一人ひとり違うため適切なサポートが必要です。
モチベーションを上げるためにリーダーがサポートできること
社員一人ひとりが「何」に対してやりがいを感じるかは、それぞれ異なります。やりがいを感じるのは、社員一人ひとりの「価値観」に基づいているからです。
W-Insightのサービスの一つに「価値観アセスメント」があります。価値観アセスメントは、社員一人ひとりの価値観をAIツールでアセスメントするものです。社員一人ひとりの価値観を見える化します。
attuudeではその人の価値観を11の要素で計測します。11の要素とは「利他性」「創造性」「合理性」「安全性」「フィードバック」「ファイナンス」「競争性」「成長」「自律性」「社交性」「ステータス」です。社員一人ひとり、これらの要素のうち何が強く行動に影響を与えているか違います。また、逆に社員がまったく重視していない要素もあります。
「フィードバック」は、仕事に対する建設的な意見を求めるタイプの価値観です。この価値観を持つ人には、仕事のプロセスなどについて評価を与えることが内発的動機付けにつながります。
「合理性」が高い社員は、論理的な説明を求める傾向があります。このような社員には、仕事の背景から仕事の目的、ゴールを体系的に説明することがポイントです。本人が納得して仕事をスタートできます。
内発的動機付けを活用したコーチングの一つに、1on1ミーティングがあります。価値観アセスメントをした上で、定期的な1on1ミーティングでフォローすることが効果的です。
W-Insightは「価値観アセスメント」をはじめ、「信頼関係を構築する1on1体験セミナー」などさまざまなサービスを用意しています。職場のモチベーションを上げたいとお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ、W-Insightにご相談ください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。